転職

タイムトラベルで10年前の「彼」に会いに行こう

以前の相談者で、「この3月に65歳定年後再雇用期間満了で退職した方。長年、製造現場の生産管理や資材発注、受入れ、材料の棚卸等の業務に従事された。昨年2020年の年末ころから、この4月からの再就職を目指して、ハローワーク参りをしていたとのこと。この4月に雇用保険の高年齢求職者給付金(50日分)を受給した。未だ再就職は決まっていない。」という方がいた。

会社員は65歳からの仕事を探す今回の相談者は、この3月に65歳定年後再雇用期間満了で退職した方。長年、製造現場の生産管理や資材発注、受入れ、材料の棚卸等の業務に従事さ...

 

タイムマシンに乗ってこの人に会いに行こう


時間をさかのぼるタイムマシーンという設定は別段珍しくもありません。映画やマンガ、ドラマでも頻繁に取り上げられるテーマですね。ただ実際に乗ったことはありません。まあ、仮想空間です。

10年前役職定年の頃に

55歳役職定年となり、会社人事が提供する「第二のキャリア研修」で60歳定年退職後の方向性を自分で計画しなければならなかったはず。

研修の前半では、定年後再雇用と再就職探しの情報と自分のスキル棚卸し分析作業が与えられる。65歳から年金が満額支給されるので再雇用で65歳まで今の会社で働ければ楽だと考える55歳の会社員は多い。会社に依存するしかない彼には、60歳定年退職、65歳再雇用終了という道筋が出来ている。そして引退生活を始めるというレポート提出が求められる。

研修の後半では、そのための、蓄財、資産運用、退職金運用、年金支給見込みなど、引退後のバラ色の生活を試算させられる。今の生活水準を維持しながらも年金と資産運用で、退職金は目減りしません。そんな夢を見る。

この研修を受けている55歳の彼の姿をみて、65歳の彼は何と声を掛けるのでしょうか。

多分こんな話

65歳の彼はきっとこう声を掛けるのでしょうね。

  • PC操作能力開発講座を受講してくれ
  • コミュニケーション能力開発講座を受講してくれ
  • 俺の下にフジ子さんを置いてくれ

せっかく「自分のスキル棚卸し分析作業」をしたのだから、足りない能力、スキルをおぎなってもらおう。資材部長にまで上り詰めて、顧客とも上手くやり取りできていたんだ。その環境をつなげようよ。次期資材部長にうまくわたりをつけて、受注から資材発注、受入れ、生産予定組み込み、在庫管理、納期管理なとのシステム化を手掛けていれば、そのノウハウを元に起業できたはず。

65歳以降もゴルフコースに出られるな、なんて喜んでいる場合ではないのですよ。そもそもそれって、金融機関の罠だからね。調子にのって手数料のばか高い投資信託なんて契約するんじゃないって。

タイムマシンだからできる話だけど

まあ、仮想空間だから言えることではあります。55歳の彼に直接言えるわけではありませんが。

人の振り見て我が振り直せ

多くの会社員は、55歳から60歳までの5年間と、60歳から65歳までの5年間の2回、第二の人生計画を築くことを考えるチャンスがある。60歳、65歳になった時に考えればいいや、なんて思っている人は65歳になった時に必ず後悔する。65歳応募可の求人票はハローワークには人数分はない。さらに、55歳の生活水準を65歳以降も維持することはできない。

65歳でハッピーリタイアができない

65歳でハッピーリタイアができないから、55歳から起業や副業を考える会社員が増えている。周りにブロガー増えていませんか?。土日や平日夜に研修受けている同僚いません?。

起業でも副業でも、自分でお金を稼げるようになるには、自分で体験してみること。失敗しても経済的にあまり痛まない生活環境下でやらないとお金を自分で稼ぐというスキルや知識を身に付けられない。失敗しても取り返せる年齢で始めることが大事。

まとめ

タイムマシンは心躍る

タイムマシンは心躍る。少年時代に戻ったようだ。あなたも過去の自分に会いに行こう。

えっ?おまえはどうなんだ?

それはまた対の機会に。

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