転職

50代転職の傾向と対策

50代後半になってここ数年、同級生、同世代の転職事情を知る機会が増えてきました。2022年3月に60歳定年を迎えるSさん。資材管理の部長さんが、60歳役職定年+定年後再雇用による賃金ダウンで悩んでいる模様。転職難民なのに。

次のような方はハイクラスの方はきっと必要ありません。別のページへどうぞ。
登録されている転職エージェントで、非公開になっているであろう管理層・経営層といったハイクラス求人について、抱えてている求人の中から厳選した案件の紹介を受けられるのでしょう。

  • 高度なスキルがある人
  • マネジメント経験がある人
  • 経営幹部・事業責任者として企業をリードしてきた人

50代転職の傾向と対策

  • 転職活動が長期化←求人票が少ない
  • 収入が減少←正社員を諦めている

傾向

年齢が上がるにつれて応募できる求人数が少なくなりますし、求人があっても体力的にきつい仕事や収入面で理想とは異なる求人が増えます。その中での転職活動はどうしても悩み、迷い、時間だけが経過していくことになります。
また50代は、家族の介護の問題や自分自身の体力の問題などの悩みが増える世代です。そうなると、収入面や待遇面で正社員よりは劣る部分はありますが、非正規雇用での働き方を選択した方がと考えることもあるかもしれません。

転職難民の理由

中長期的な育成を目的とした求人ばかりに応募している

年齢不問って求人票には書いてあるのにって思っていませんか。
会社は多くの場合若手・中堅人材を採用し、育成したい。即戦力で経験豊富な50代を求めている場合もあるが少数。会社はできるだけ多くの求職者に応募してもらいそこから選抜したいため、求人情報ではあまり具体的な年齢を記載せず、年齢不問という求人票も多い。50代の方がそのような求人に応募しても。

求人票とのミスマッチ

応募している求人と、自分のスキルや経験との間にギャップありませんか。50代ベテランさんの求人で求められるのは、即戦力。そういったスキル・経験を求めている会社と巡り合いさえすれば、すぐに採用が決まるというケースも。自分のスキルや経験を把握していますか。自分の経験を過信していませんか。

優先順位

この求人は、仕事内容が過去やったことがある仕事。この求人は、勤務時間が希望に合致、それでこの求人は、収入が魅力等々、転職の軸がぶれてる。全ての希望を完璧に満たす求人はありませんよ。

対策

能力があるベテラン人材を求める会社もあり、50代でも転職することは可能。近年、少子化が叫ばれていて久しいです。会社が若手、中堅どころを求めていても、応募に来ない現状です。会社の採用方針も、50代でいい人がいればという方向に変わっているところもあります。社会全体で、50代60代の人材の活躍を後押しする流れもあり、50代で健康な方を採用しようという意欲がある会社を狙いましょう。

50代応募可の求人とは

自分が応募できる求人にはどのようなものがあるのかを知ることから始まります。ハローワークと転職サイトには多くの求人情報が登録されていますから、最初はこれらから情報収集を行いましょう。スマホでできます。転職市場の動向を知るために、どのような求人が出ているのかをチェックするのが目的です。また、その地域の特性等もあるでしょう。希望職種や業種の求人はどのようなものが出ているのか、年収や仕事内容はどうなっているのか、応募人数はどれだけかなど、実際に出ている求人情報をチェックすることで具体的な情報を入手します。

スキルや経験の洗い出し

一旦自分のスキルや経験を洗い出して、強みを分析し直すことが有効です。とくに、今まで一人で洗い出しをしていた方はぜひ、外からの目も活用を考えてみましょう。岡目八目。転職エージェントを活用すれば、無料でのスキル診断等利用できます。また、転職市場で優位な経験、スキルのアドバイス等も受けられます。

自分の価値観を整理

会社選びの際は、譲れない点を2、3個に絞り、その他の要素は一旦考えないようにすると、選択肢が広がります。あらかじめ転職におけるポイントを決めておく。

転職エージェント

無料で利用できる転職エージェントもあります。

転職と転職活動は違う

転職活動=転職ではありません。転職活動をした結果、あらためて現職の良さに気付いて転職せずにそのまま留まる人もいます。実際に転職をする・しないは別として、キャリアの棚卸しをすることは自分の将来を考える上でとても重要です。特に職務経歴書という応募書類を書くのは効果的で、

  • 「何をしてきたか」という事実だけでなく
  • 「何を考え、どういう状況で、どういう行動をし、どういう成果を出してきたか」といった過程や背景も含めて

整理する。
また、自分のキャリアを客観的に評価するために、キャリアアドバイザーなどの第三者に見てもらうのも有効です。大切なのは、客観的に振り返ることです。ハローワークでも転職エージェントでも、使えるものは使いましょう。

自分の市場価値を知る

まずは、自分の価値を第三者の目も含めて診断してみましょう。びっくり!がっかり?。その結果、転職成功の可能性、例え年収が下がったとしても現職に残る可能性等検討しましょう。まだ、時間はあります。
〇〇会社の□□です、は会社の看板で仕事をしている人です。「〇〇会社の」を外した時、自分に何があるのか、一度客観的に振り返ってみましょう。

先輩の事例を聞いてみよう

先輩たちの生活は、どのような生活になっているのかを自分の目と耳で確かめてみましょう。できれば、1年先、2年先、3年先に定年退職をした先輩たちを訪問して、知恵と勇気と経験を頂戴しましょう。
先輩たちの生活や話が必ずしも役に立つという訳ではないが、考える選択肢が見つかるはず。色々な道に進んだ先輩たち。

  • 年収ダウンを飲んで再雇用契約した先輩
  • 関連会社に再就職した先輩
  • 起業した先輩
  • 再就職に成功した先輩
  • ボランティア活動や地域の役員をしている先輩
  • 派遣、パートやアルバイトをしている先輩
  • 無職で失業している先輩
  • そして悠々自適の生活を満喫している先輩

自分の選択肢を見せてくれる先輩たちが大勢いるはずです。

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