今回の相談者は、以前も相談に来た、2022年3月に定年を迎える59歳会社員。長年、製造会社の営業職を務め、顧客先からの信頼も厚い。セールストークは素晴らしいが、残念ながらITスキルがお粗末。仕事柄ゴルフとお酒が大好きな59歳。会社からの残留要請も強く、担当顧客そのままで、定年後再雇用の予定。賃金は下がる予定とのことで、JT株を買って高配当ポートフォリオを考えているらしい。
証券口座を持ち合わせていないシニアサラリーマンには、どの証券会社が向いているのか考える。
おすすめの証券口座
SBIネオモバイル証券、次にマネックス証券。以前は、SBI証券だの楽天証券だの主に大手ネット証券を考えていたが、今は2つ。
4つのおすすめ理由
- 1株から購入できる
- 月額50万円までの投資なら、取引手数料が固定で220円(税込)かかるが、毎月Tポイントが200pt貰える
- Tポイントを使って株が買える
- NISAが使える
1株から購入できる
通常、株式は100株単位での取引となっているため、多くの資金が必要となります。JT(2914)の場合は2021年7月15日現在で215,550円。1株(単元未満株)であれば、ほとんどの銘柄が1万円程度でお取引可能です。JT(2914)の場合は2,156円。
1株から購入できるのはマネックス証券にもワン株というのがあります。手数料無料だしこちらもおすすめです。が、Tポイントでは株式購入できません。
取引手数料が月額実質20円
月額50万円までの投資なら、取引手数料が固定で220円(税込)かかるが、毎月Tポイントが200pt貰えます。しかも、そのTポイントを使って株が買えるんです。
なお、マネックス証券のワン株なら買付時手数料無料。売却時約定代金の0.55%。
また売買の都度手数料がかかる証券会社では、手数料負けし証券会社孝行するだけです。
Tポイントを使って株が買える
Tポイントを集めている方には更におすすめです。
なお、LINE証券のいちかぶならLINEポイントが使える。LINEポイント使いならLINE証券こちらも可。
NISAが使える
NISAでミニ株を買う際は、非課税枠の残りギリギリまで投資することが可能です。非課税枠が数千円~数万円余っている場合、ミニ株を利用すれば120万円の枠をうまく活用できます。
また「購入したい銘柄を非課税枠の120万円分購入」できます。たとえば「富士通(6702)20,510円(2021年7月15日現在)は1単元(100株)で205万円となり、NISAの非課税枠(120万円)を超えてしまいます。
しかし、ミニ株を利用して「58株」購入すれば「20,510円☓58株=1,189,580円」となり、非課税枠に収めることができます。
このようにNISAでミニ株を活用すれば、銘柄選択の幅が広がります。
比較
手数料 | 使えるポイント | NISA対応 | |
SBIネオモバイル証券 | 月額20円(※) | Tポイント | あり |
マネックス証券 | 買付時無料、売却時約定代金の0.55%。(※2) | なし | あり |
LINE証券 | 無料 | LINEポイント | なし(※3) |
(※1)月額50万円までの投資なら、取引手数料が固定で220円(税込)かかるが、毎月Tポイントが200pt貰えます。
(※2)高配当ポートフォリオを考えるなら、あまり売らないので買付時無料を評価。100株になるまで買い付け、単位株で売るのもあり。
(※3)NISA、iDeco いずれやる情報があるが、確定ではない。
まとめ
お手軽に株式投資を始められるSBIネオモバイル証券。日本の優良高配当株を複数銘柄コツコツと買いつづけると、65歳で再雇用終了し退職したあとも、年金のほかに良い配当をもたらしてくれることでしょう。
株式投資は自己責任で
株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。