NISAとは、個人投資家向けの税制優遇制度のこと。毎年120万円を上限に最長5年間、新規購入株式の配当や譲渡益が非課税になる制度です。
50代サラリーマン向けに、65歳以後の資産形成に向けておすすめします。
若手や中堅サラリーマンなら、使用目的によって、つみたてNISAやiDeCoも選択肢に入ってきます。
NISAのメリット
投資した利益が非課税
NISAのメリットは、年間120万円までの新規投資の利益や配当金、分配金が全額非課税になること。一般の場合、投資して儲かった利益の約20%税金がかかる。NISAの場合は、非課税のため全額手取りです。
最大600万円分の非課税枠
NISAの非課税期間は、投資を始めた年を含めて最長5年間です。年間120万円までの投資枠を5枠まで活用できるので、最大600万円分の投資金額に対して非課税枠を持つことができます。
NISAのデメリット
元本保証はありません
NISAは、投資なので元本保証はありません。
他細々あるが気にすることはない
- NISA口座は1人1口座まで
- NISA口座で新たに購入する必要がある
- 課税される他の口座の収益との損益通算はできない
- 年度を超えてNISA枠の繰り越しはできない
株式の場合は受け取り方法に注意
株式投資で運用する場合の注意点がひとつ。
配当金や分配金の受け取りは、NISA口座で非課税のメリットを受けられるのは「証券口座で受ける方法」のみです。銀行口座で受け取る方法、郵便局もしくはゆうちょ銀行で受け取る方法では課税されます。
NISAの始め方
これからNISAを始めようとする50代サラリーマンの場合、今後の資産形成は株式投資一択です。今持っている余剰資金の中から120万円を日本株高配当株ポートフォリオでの運用です。年間運用利回り5%を目指します。
決して生活資金をつぎ込んではいけません。余剰資金のない方は、それを作るところから始まります。
投資資金の確保
余剰資金の中から、120万円を集めましょう。年利0.01%で運用している定期預金とかありませんか。
証券口座開設
ネット証券口座一択です。せっかくの非課税制度です。ばか高い手数料なんて払っていられません。併せてNISA口座も開設しておきます。
SBI証券
楽天証券:楽天商圏で生活している方はこちらかな。
日本株高配当株ポートフォリオ
もし自分が、2021年5月から120万円を投資して、日本株高配当株ポートフォリオを作るとしたら
- 特定銘柄への株式投資を推奨するものではありません
- 株式投資には元本割れのリスクがあります。くれぐれも自己責任でお願いします
日本株高配当株ポートフォリオ(2021年5月7日現在)
銘柄コード | 銘柄 | 終値 | 年間配当見込み | 配当利回り |
2914 | JT | 214,000 | 13,000 | 6.07% |
7751 | キヤノン | 260,300 | 8,000 | 3.07% |
8053 | 住友商事 | 156,000 | 7,000 | 4.49% |
8306 | 三菱UFJ x 3株 | 181,200 | 7,500 | 4.14% |
4502 | 武田薬品 | 367,500 | 18,000 | 4.90% |
計 | 1,179,000 | 53,500 | 4.54% |
キヤノン株は個人的な好み株なので、三井物産や丸紅など総合商社株に入れ替え、更に高率運用も可能です。
来年の投資資金を集めましょう
さらに120万円が必要となります。今のうちに確保しておきましょう。
まとめ
優遇税制は使ってこそ
日本政府の大盤振る舞い少額投資非課税制度NISA。活用しない手はありません。
将来
既に、新NISA導入が決定しています。運用が2028年まで延長となります(現在は2023年まで)。きっと新新NISAでは2033年まで延長になります。50代サラリーマンでも12年の運用期間があれば、資産形成が可能です。
- 株式投資には元本割れのリスクがあります。くれぐれも自己責任でお願いします