日常

お隣さんの年収が気になる?平均年収、給与について

同世代や先輩方との会話のなかでどうしても気になるのが、お金の話。お隣さんの年収が気になる。そして他人と自分を比較して、「ほっとする」「もっと稼ぎたい」と思うのもまた事実。ここでは、平均年収、給与が気になる方にその数字とその後どう行動するかについて検討します。

年代別の平均給与

国税庁が発表した「令和元年分民間給与実態統計調査」では、全体の平均給与は436万円。男女別で見ると、男性540万円、女性296万円で、平均は436万円です。男性では年間給与額400万円超500万円以下が最も多くて532万人(構成比17.5%)、女性では100万円超200万円以下が526万人(同23.7%)で最多になっています。

年代別の平均給与

年代 平均給与 指数
30~34歳 410万円 100
35~39歳 445万円 109
40~44歳 476万円 116
45~49歳 499万円 122
50~54歳 525万円 128
55~59歳 518万円 126
60~64歳 411万円 100
65~69歳 324万円 79

参考資料「令和元年分民間給与実態統計調査 」国税庁

平均給与の上昇率

30代から50代にかけて平均給与は上がっていきますが、指数128でピークアウト。全国平均という数値のマジックと思いたい。これをみて30代中堅サラリーマンが落胆されないように。世の中にはさまざまな事情により収入を得ることが難しい方々が大勢いらっしゃるということか。

男女の賃金格差

男女での賃金格差は、フルタイム・パートタイム勤務、正社員・非正規などの勤務契約による違いもあるとは考えるが、まだまだ男女格差もあると推察されます。男性の賃金水準に対する女性の賃金水準の割合を表した男女間賃金格差(男性=100)をみると、2019年は74.3%であり、先進諸外国の80~90%と比較すると日本における男女間賃金格差は依然として大きい。(厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)

定年後の平均給与

60歳を超えると一気に100万円以上下がります。指数で▼26。定年後再雇用で働いている方が大勢いらっしゃる影響でしょう。60代での転職ではこうはいかないかと。ダウンサイズはもっと大型かと類推。

あくまでも平均

このような数値を見るとあくまでも平均と思ってしまいます。もしかしたら中央値ですらないかもしれませんね。詳細をもっと確認する必要があるのかどうか。ですが、平均給与からでも見えてくる部分はあります。

60歳以降の下落をどう考えるか

平均給与の動きとして、50~54歳で給与の上昇はピークアウト、59歳まで平行を維持しながら、60歳以降下落の一途となっています。

65歳以降

が考えようによっては、65~69歳で平均324万円の給与を貰って働いているシニアサラリーマンの方々がたくさんいらっしゃるわけで、そう捨てたものでもない。これに公的年金の受給が重なるわけで、シニアライフは心配ない方々が大勢いらっしゃる数値なのかな。上位部分に分付されているかたは心配ないと。

そうではない方々

事情により働けないかたがたもたくさんいらっしゃる。また、この数値は平均給与であり、給与所得者ではない方々もたくさんいらっしゃる。では、下位部分に分布されているかたはどうしたらよいのでしょうか。65歳以降の転職もひとつの選択肢。でもハローワークに求人票はそうないとなれば、自分で稼ぐ方法を身につけることが最優先課題となりましょう。50代からのセカンドサラリーマンライフは大事に考えたい。

まとめ

50代サラリーマンはセカンドサラリーマンライフを真剣に検討しなければならない。

それにしても若手サラリーマンの給与がどう推移していくのか、今後の動向から目が離せない。心配だ。

と書いたら怒られました。心配されるほど柔じゃないって。名目相場は、頑張るやつが、報われる社会への変貌です。やっちゃいましょう。我々だって伊達にバブル景気の亡霊を背負っているわけじゃない。「まだだ!まだ終わらんよ!」。

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