2021年10月26日、日本郵船(9101)8,080円、商船三井(9104)6,920円、川崎汽船(9107)5,380円と高値で始まった今日の取引。でもそこが午前の高値。
一体何が起こったのか。これからの株価はどうなるのか?
要因
伸び悩む
<東証>川崎汽が伸び悩む 上期の経常益上振れ報道は「想定済み」の見方
(9時20分、コード9107)川崎汽が朝高後やや伸び悩んでいる。買い気配で始まった後、前日比200円(3.9%)高の5380円で寄り付き、直後に5390円まで上昇したが、上値の重さも目立っている。
今期上半期の経常利益2300億円程度
26日付の日本経済新聞朝刊などが「川崎汽船の2021年4~9月期連結経常利益は前年同期比23倍の2300億円程度になったことがわかった」と伝えた。従来予想を300億円上回り、半期ベースで過去最高益だったというが、市況改善によるコンテナ船を手掛ける郵船(9101)、商船三井(9104)との共同出資会社の業績拡大は織り込み済みとの見方が多い。積極的に買い進む動きは続かず、戻り待ちの売りも出ている。
サプライズではない
モルガン・スタンレーMUFG証券の尾坂拓也株式アナリストは25日付のリポートで「報道内容が正しければ、第一印象は中立」と指摘。「上期会社計画の上振れ着地は既に想定済みでサプライズはない」としている。
今後の株価は?
第一印象は中立とのこと。配当復活がどの程度なのかでサプライズ。株価動向を注意深く見守りましょう。
ちなみに海運3兄弟は同じ動きです。戻れば、「戻りを待っていた勢が売りに出します」。これを無事に消化できれば、次のステップでしょう。今週金曜日まで、株価がどう動くか。自分のように、日中ザラ場を見ていられない方は、6,000円を超えてから考えましょう。もう9月のような勢いは望むべくもありません。
まとめ
商船三井(9104)の10月末の2Q決算発表まで様子見です。川崎汽船は6,000円を超えてから参戦でも遅くないです。が、9月のようなお祭り騒ぎはもう望めないでしょうか。残念。
株式投資は自己責任で
株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。