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雰囲気投資家の末路。私がユナイテッド(2497)を塩漬けにしているアホすぎる理由

【NISA運用】あえて「含み損」の3銘柄を晒します。老後資金を守るための撤退と継続の判断基準こんにちは、kurochanです。 おかげさまで、ポートフォリオ全体では三菱重工などの活躍によりプラスを維持できていますが、全てが...

まこなり社長への憧れと、投資への意欲

突然ですが、皆さんに質問です。

「生産性」、上げてますか?

はい、のっけから意識高くてすみません。 ご存知、ビジネス系YouTuberのカリスマ、まこなり社長。

「生産性の鬼さんが第一位におすすめしている紐は、買いましたか?」

私も例に漏れず、彼の動画の大ファンです。 毎朝の通勤電車で動画を視聴し、「結論から話す」を心がけ、アクションプランをメモ帳に書き殴る日々。「あ、これ昨日の動画で言ってたやつだ」と心の中でマウントを取ることも忘れません。

そんな「まこなり信者」の私ですが、ある日の動画を見ていて、雷に打たれたような衝撃が走りました。

「これからは、テクノロジーを理解した人材しか生き残れない」

…間違いない。 これからの時代、プログラミングスキルは必須。それを教えるスクール事業なんて、これ以上ない成長産業じゃないか。

ただ動画を見て「なるほど勉強になったな(ポチッ)」で終わらせていいのか? いや、よくない。

私もリスクを取り、挑戦者を応援する側に回るべきだ。 そう、「投資」です。

まこなり社長が情熱を注ぎ、日本のエンジニア不足という社会課題を解決しようとしている、あのプログラミングスクール。

もし上場しているなら、株を買わない理由がない。 これは単なる金儲けじゃない。「応援」であり、未来への「ベット」だ!

私の脳内は完全に「情熱大陸」のテーマ曲が流れていました。 善は急げ。私は震える手でスマホを取り出し、証券アプリの検索窓にこう打ち込んだのです。

「テック スクール 上場」

検索窓に「テック スクール 上場」と打ち込み、ターンッ!とエンターキーを叩く。

運命の出会い(勘違い):ユナイテッド(2497)との遭遇

表示された検索結果を、私は獲物を狙う鷹のような目(のつもり)でスクロールしました。 そして、ある銘柄の前で指が止まります。

【2497】ユナイテッド株式会社 主要事業:オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」の運営など

……キタ。 これだ。これしかない。

私の脳内では、まこなり社長のあの爽やかな笑顔と、「テック」という輝かしい文字が完全にリンクしました。

え? 「まこなり社長のは『テックキャンプ』で、これは『テックアカデミー』じゃないか?」ですって?

ハッ、何を言っているんですか。 当時の私に、そんな常識的な思考回路があるわけないでしょう。

私の眼球は「テック」という文字を捉えた瞬間、脳内で勝手に「まこなり社長のやつ」へと自動変換する仕様になっていたのです。

疑う? 確認する? 愚問ですね。そんな生産性のない行動、まこなりチルドレンの私がするはずがありません。

「テック」と付くイケてるスクールは、すべからく、まこなり社長の御業(みわざ)である。

これが当時の私の世界の真理です。 アカデミーだろうがキャンプだろうが、そんな些末な違いは私の信仰心の前では無意味。

「やっと見つけたぞ、我らが教祖の資金源……!」

私は感動に打ち震えながら、財務諸表も、チャートの形も、ましてや社長の名前(※まこなり社長ではありません)すら確認せず、証券アプリの**「買い注文」**ボタンを力強く、迷いなくタップしました。

約定価格:857円。

「これで私も、同志だ」

ふっ、完璧なタイミングで仕込めた。 私は天才投資家気取りで、これから始まる爆上げロードを確信し、悦に入っていました。

まさかこの時、自分が全力で買い支えたのが「まこなり社長の最強のライバル企業」だとは、夢にも思わずに……。

真実発覚:AIに指摘された衝撃の事実

それから数ヶ月。

私の「まこなり応援株(と思い込んでいたもの)」は、順調に……いや、驚くほど素直に、右肩下がりの美しい滑り台を描いていました。

857円で買った株価は、700円を切り、600円を切り……。 私の証券口座の画面は、返り血を浴びたように真っ赤に染まっています。

「おかしい。これは市場がまだ、まこなり社長の真価に気づいていないだけだ(※違います)」

さすがに不安になってきた私は、ここでようやく、遅すぎる企業分析を始めました。 といっても、面倒なので流行りの生成AIに丸投げです。

私はAIに向かって、まだ一縷の望みを抱きながら質問を投げかけました。

私: 「ねえAI。ユナイテッド(2497)のやってる『テックアカデミー』ってあるじゃん? あれ、まこなり社長が関係してるスクールだよね? 将来性どう思う?」

AIからの返答は、一瞬でした。 そこには、私の信仰心を根底から破壊する、あまりにも無慈悲で、残酷な事実が記されていました。

AI: 「いいえ、その認識は誤りです。 混同しやすいですが、まこなり社長(真子就有氏)が創業したのは『TECH CAMP(テックキャンプ)』です。 あなたが保有しているユナイテッドの子会社が運営するのは『TechAcademy(テックアカデミー)』であり、これらは競合関係にある別会社です」

…………は?

え、今なんて?

「競合関係」? 「別会社」?

私の脳内処理がフリーズしました。 AIは、パニックに陥る私に追い打ちをかけるように、ご丁寧に「絶望の比較表」まで提示してくれたのです。

ファーーーーーーーーーーーwwwwwwww

違うんかい!!!!!! しかもライバル企業なんかい!!!!!

なんということでしょう。 私は「まこなり社長を応援したい!」という熱い想いで、大切なお金を投じて、

まこなり社長の競合他社を全力で応援していました。

これ、どんな高度な嫌がらせですか? 信者失格どころの話ではありません。私は知らぬ間に、まこなり軍団の「敵性勢力」のスポンサーになっていたのです。

「生産性」を追い求めた結果が、これ。 あまりの衝撃に、私はスマホを握りしめたまま、乾いた笑い声をあげるしかありませんでした。

現実逃避と現在の状況(含み損の公開)

「競合他社」。

AIが放ったそのワードが脳内でエコーした瞬間、私の意識は遠のきました。 気づくと私は、そっとスマホの画面を伏せ、部屋の天井のシミを虚ろな目で見つめていました。

「……よし、忘れよう」

これは夢だ。悪い夢だ。 きっとAIが反乱を起こして、私に嘘をついているに違いない。 でなければ、「生産性」を何より重視する私の投資行動が、こんなマヌケな結末を迎えるはずがない。

私は必死に現実からログアウトを試みました。 いっそ、記憶喪失にでもなりたい。

しかし、逃げちゃダメだ。 まこなり社長も言っていた気がする。「事実と向き合え。そこからしか改善は生まれない」と。(言ってないかもしれないけど、言った気がする)。

私は震える指で、再び地獄の扉(証券アプリ)を開きました。 目に飛び込んできたのは、私の愚かさを客観的な数値で表した、鮮血のようなポートフォリオでした。

刮目せよ! これが雰囲気投資家の末路だ!!!

↓ ↓ ↓

【現在のステータス】 取得単価:857円(高値掴みのプロ) 現在値:483円(半値近くまで暴落)

含み損:マイナス 112,200 円 評価損益率:マイナス 43.64%

……えー、資産がほぼ半分に溶けております。

「まこなり社長を応援したい!」というピュアな動機で、ライバル企業を高値掴みし、勝手に自爆する。

これ、何のコントですか? 私のこの一連の行動、生産性マイナス5億ポイントくらいですよね?

画面の中の真っ赤なマイナス表示が、まるでまこなり社長のあの熱い視線のように、私の心をえぐってきます。 「君、何やってるの?」と。

乾いた笑いしか出てきません。ハハッ、ハハハ……。

まとめ:教訓と今後

今回のやらかしから得た、血と涙の教訓
さて、私の屍(しかばね)を乗り越えていく賢明な読者の皆様へ。 今回の「まこなり社長(のライバル企業)全力買い事件」から私が学んだ、あまりにも当たり前すぎる教訓をお伝えします。

教訓1:Googleは無料だ。使え。

「生産性」を語る前に、まず検索窓に文字を打ち込むという数秒の手間を惜しんではいけません。その数秒をサボった代償が、マイナス11万円です。時給換算したら気絶しそうです。

教訓2:信仰心で株を買うな。

「好きだから応援する!」というピュアな気持ちは尊いですが、株式市場はそんな甘っちょろい場所ではありませんでした。私の純粋な信仰心は、市場の養分(エサ)として美味しくいただいたようです。

教訓3:社名とサービス名は、穴が開くほど確認しろ。

「雰囲気」で投資をするな。「テック」が付いてりゃ全部同じだと思うな。 テストに出ます。ここ、テストに出ますよ!!(血涙)

で、この株どうするの?

さて、現在の評価損益率はマイナス43.64%。 ここまで派手に燃え上がると、もはや損切りする気力すら起きません。

というわけで、今後の方針を発表します。

私、(※)ユナイテッド株式会社(2497)を、意地でもガチホ(長期保有)します。

ええ、もう決めました。 これも何かの縁です。奇妙な縁ですが。

今日から私は、まこなり信者を一時休業し、

「テックアカデミーの熱狂的ファン」

に、無理やり転生します。

頑張れユナイテッド! 負けるなテックアカデミー! ライバル(まこなり社長)を蹴散らして、業界の覇者になってくれ! そして私の株価を、せめて買値(857円)まで戻してくれ!!(切実)

私はこれから毎日、ユナイテッドの株価掲示板で「買い煽り」の投稿をしようと思います(※嘘です)。

最後に
もし将来、本物のまこなり社長の会社が上場する日が来たら。

その時こそ、(このユナイテッド株を(たぶん泣きながら損切りして)手放し、その資金で)リベンジを果たすことをここに誓います。

それまでは、震える手でテックアカデミーを応援し続けます。 皆さんは、どうか私を反面教師にして、素晴らしい投資ライフを送ってください。

現場からは以上です。(白目)

株式投資は自己責任で

株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。

株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。

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(※)ユナイテッド株式会社(2497)
ユナイテッド株式会社(証券コード:2497)は、主に「アドテクノロジー事業」「コンテンツ事業」「投資事業」などを展開するインターネット企業です。同社の持つ独自の強みや競争優位性として、以下の3つが挙げられます。

1. アドテクノロジーによる「メディア収益化支援」能力
ユナイテッドは、長年にわたりインターネット広告、特にスマートフォン領域のアドテクノロジー(広告配信技術)に注力してきました。

媒体社の収益最大化: 自社でSSP(Supply-Side Platform:媒体側の広告収益最大化ツール)などのプラットフォームを保有しており、提携するWebメディアやアプリ運営者に対して、最適な広告を配信し、収益を最大化させる能力に長けています。

データに基づいた最適化: 膨大な広告配信データに基づき、広告枠の価値を適切に評価し、広告主(デマンドサイド)と媒体社(サプライサイド)を効率的にマッチングさせる高度な運用能力を持っています。これにより、メディアパートナーとの強固な信頼関係を築いています。

2. 事業開発と投資のシナジーによる「ハンズオン型事業育成」能力
ユナイテッドの最大の特徴の一つは、自社で事業を行う「事業会社」としての側面と、有望なベンチャー企業に投資する「投資会社(ベンチャーキャピタル)」としての側面を併せ持っている点です。

知見を活かした投資支援: 単にお金を出資するだけでなく、自社のコンテンツ事業やアドテク事業で培ったマーケティング、組織運営、開発などの実務的なノウハウを投資先企業に提供する「ハンズオン支援」を得意としています。

成功事例を生み出すエコシステム: 過去にはフリマアプリの「メルカリ」などへの早期投資と支援を行い、大きな成功を収めた実績があります。自社事業の知見が投資先の成長を加速させ、投資先の成功が自社の新たな知見やネットワークとなる、独自の好循環(エコシステム)を生み出す能力を持っています。

3. 市場の変化に対応する「柔軟な事業ポートフォリオ構築」能力
インターネット業界は技術やトレンドの移り変わりが非常に激しいですが、ユナイテッドは時代の変化に合わせて事業の軸足を柔軟に移し、成長を続けてきた歴史があります。

環境適応力: かつてのフィーチャーフォン向けサービスからスマートフォンアプリへの移行、そして現在のアドテクや投資事業中心の体制へと、市場環境に合わせて主力事業をピボット(方向転換)させる経営判断のスピードと柔軟性を持っています。

多角化による安定性: 特定の事業一本足打法ではなく、安定収益を生むアドテク事業、将来の爆発的な利益を狙う投資事業、そして新たな柱となることを目指す新規事業(近年ではDX支援や教育関連など)というように、異なる特性を持つ事業を組み合わせたポートフォリオを構築し、リスク分散と成長機会の獲得を両立させる経営能力があります。

ユナイテッド株式会社(2497)の株価が、取得単価(857円)から現在の水準(483円)まで下落トレンドにある理由について、市場環境や同社の事業構造を踏まえた3つの仮説(アイデア)を提示します。

※株価の動きは複合的な要因で決まるため、これらは決定的な理由ではなく、市場で意識されうる要因の考察となります。

1. 主力のアドテクノロジー事業を取り巻く環境変化(逆風)
ユナイテッドの収益の柱の一つであるアドテクノロジー事業は、近年、世界的なプライバシー保護規制の強化により大きな転換期を迎えています。

トラッキング規制の影響: AppleのATT(App Tracking Transparency)やGoogleのCookie規制などにより、ユーザーの行動を追跡して最適な広告を出す「ターゲティング広告」の精度が落ちたり、広告効果の測定が難しくなったりしています。

競争の激化と単価下落圧力: 上記の規制により、広告主がより確実な効果を求めてGoogleやMetaなどの巨大プラットフォームに予算を集中させる傾向があります。その結果、独立系のアドテク企業にとっては競争が激化し、広告単価や利益率に下押し圧力がかかっている可能性があります。市場は、この構造的な逆風が将来の収益性を圧迫することを懸念している可能性があります。

2. 投資事業における「次のホームラン」不在とスタートアップ市況の冷え込み
ユナイテッドの株価は、過去にメルカリなどの大型エグジット(上場や売却)によって大きく跳ね上がった歴史があり、投資家は常に「第二のメルカリ」を期待しています。

大型エグジットの端境期: 現在は、メルカリ級のインパクトを持つ投資先のIPO(新規上場)やM&Aが直近で出てきていない「端境期(はざかいき)」にあると見られている可能性があります。

スタートアップ「冬の時代」: 世界的な金利上昇や景気後退懸念により、スタートアップ全体の資金調達環境が悪化し、未上場企業の企業価値評価(バリュエーション)が全体的に下がっています。これにより、ユナイテッドが保有している投資先企業の含み益が目減りしている、あるいは将来のエグジット時のリターン期待値が下がっていると市場が判断し、株価が軟調に推移している可能性があります。

3. 新たな成長ドライバーの確立に対する市場の慎重姿勢
ユナイテッドは事業ポートフォリオを柔軟に入れ替える能力を持っていますが、現在注力している新規領域がまだ本格的な収益貢献フェーズに至っていないと見られている可能性があります。

成長の踊り場感: 現在、同社は教育事業やDX支援事業などの新しい柱を育てようとしていますが、これらがかつてのゲーム事業やアドテク事業のように会社全体の利益を牽引する規模に育つまでには時間がかかります。

コングロマリット・ディスカウント: 複数の異なる事業を抱えているため、投資家から見て「何が成長の中心なのか」が見えにくくなっている可能性があります。この場合、それぞれの事業価値を足し合わせた合計よりも低い時価総額で評価されてしまう「コングロマリット・ディスカウント」が発生し、株価が低迷しやすくなります。市場は、次の明確で強力な成長エンジンが確立されるのを慎重に見極めている段階かもしれません。