2021年9月14日30,795の高値を更新した日経平均株価はその後、新首相に岸田氏が選択されると大きく値を落とし元の木阿弥。インフレ懸念、円安への動き、原油先物価格の上昇、NYダウの弱い動きなど要因はさまざまあれど、日本経済は基本的に弱いのか。
あるいは、株式市場は岸田氏にNOを叩きつけたのか!?
そんな中で、みんな大好きJT株(2914)は、大きな動きがあった。
散々、しっかりとマイペースで2,000円から2,200円のボックス圏内で動いていたJT株。今週10月11日から出来高増を伴って、今週は2,325円の年初来高値更新、一段上のボックス圏へとシフトしている。
あるいは、このまま上昇気流に乗っていくのか?。2021年10月15日の週の株価動向について考えてみる。
2021年10月15日終値
2,323円
2,200円突破
下値を切り上げて来ているのは知っていたが、2,200円の壁は厚く何度も跳ね返されていたJT株。まるで、上方向を抑えたい勢力がそびえたっているかのごとく。
突破の理由は?
10月13日ニュース
JTが連日で高値更新 高い配当利回りに着目、経済再開も追い風
(12時55分、コード2914)JTが4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。一時は前日比25円(1.1%)高の2255円まで買われ、約1年8カ月ぶりの高値を付けた。JTの配当利回りは5%超となっており、「高配当銘柄として物色されやすい」(国内証券)との見方が出ている。荒い値動きが続く郵船(9101)や商船三井(9104)、足元で軟調な武田(4502)など高配当銘柄とされる他の銘柄を手掛けにくいなか、相対的に資金が向かいやすい面があるようだ。
JTのたばこ事業における主要市場の1つであるロシアの通貨ルーブルが対ドルで下落に一服感が出て、ルーブル安が収益を圧迫するとの懸念が後退したことや、経済再開による免税店での販売増への期待も追い風になっているとの見方もあった。
ふむふむ、資金は消去法的な選択でJT株を選んだと。もう投資する先が次々とこけて、JT株でも手掛けるかって感じでしょうかね。
だとしたら、商船3兄弟株や武田薬品株が復活したら、いつものポジションに戻るのかな?
12月配当権利落ち待ち
12月の権利落ち後、2,000円~2,200円のボックス圏内に戻る。2022年1月には新年のNISA資金を充てたいのですよ。落ち着いて欲しい。
みんな大好きJT株は、誰もが値上がりを望んでいないと思うのだが。成長産業ではないが、安定して配当を出して欲しい。日本政府が大株主なのも安定配当を望むところだと思うのだが。
個人の感想です。
3Q決算報告
10月末に3Q決算報告が予定されています。ここで「Ploom X」のマーケットシェアが発表になるのでしょうか。狭い市場、ますます縮小する市場です。「Ploom X」のマーケットシェアくらいしか明るいニュースはないでしょう。頑張って欲しいところです。
個人的嗜好品のため、いったいどんな動向なのかまったく情報がありません。
まとめ
引き続き、Ploom X の販売動向、マーケットシェアが気になるところですが、このところJT(2914)以外の株が躓くなかで、消去法的な選択でJT株が上昇してきました。今まで散々跳ね返されてきた2,200円の壁をいとも簡単に打ち破っています。来週の動向に大注目です。
今の水準でも、130円/2,323円=5.6%の配当率は高水準かと思いますし、株価は12月に下がります(恐らく)。好配当ポートフォリオの一翼には良いのではないでしょうか。
更に、一段ボックス圏が上位シフトしたことで、株価が下方向に突き抜けるリスクが多少薄れています。
株式投資は自己責任で
株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。