株式投資

JT株(2914)を買わない3つの理由

本日、2021年6月28日は、6月決算銘柄の権利付き最終売買日です。JT(2914)は中間決算日ですね。JT株はみんなが気になっているが手を出すには心配が多い株。なので、買わない理由を探して、安心したいのでしょう。買わない理由について考えてみる。

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JT株(2914)を買わない3つの理由

過去10年の株価推移は次の通り

2016年の水準からは半値以下。2016年から右肩下がりでは、手を出しにくい。

JTは以前成長企業だった

JTはM&A(合併・買収)巧者です。たばこ需要が拡大している新興国で、たばこ会社を次々買収し利益を拡大させてきました。2015年12月期の純利益は過去最高の4856億円を計上しました。その頃まで成長株として評価され、株価は上昇が続いていました。

ところがその後、国内の喫煙人口減少などの逆風下で減益が続いています。2020年12月期の純利益は3100億円まで減少、2021年12月期の純利益は2520億円まで減少する見通しです。減益を嫌気し株価は2020年7月に1,796円まで下落しました。

1.国内での喫煙者減少

日本国内でのたばこ消費量の回復が全く見込めない状況では、純利益の増加を想定はできません。

2020年4月、健康増進法の一部を改正した「改正健康増進法」が全面施行されました。多数の利用者がいる施設、旅客運送事業船舶・鉄道、飲食店などにおいて、原則的に屋内が禁煙となり、併せて「施設区分に応じた喫煙の可否」「喫煙場所のルール」「喫煙所の設置要件」などが定められました。

東京都は、国の規制をさらに強化し「東京都受動喫煙防止条例」を制定しました。20年4月から全面施行され、小規模の外食店で実質的にほとんど喫煙ができなくなります。

こうした一連の規制強化を受け、国内の喫煙人口はさらに減少が続く見込みです。

2.次世代たばこでの出遅れ

米国や日本などで紙巻きたばこに代わって加熱式や電子式の次世代たばこの普及が進んでいます。世界的に禁煙や分煙が進む中、特に米国と日本では次世代たばこに乗り換える人が増えています。

その次世代たばこマーケットでJTは国内で「プルーム・テック」を販売していますが、日本ではフィリップ・モリス・インターナショナルの「アイコス」の方が人気があり、プルーム・テックのシェアは低空飛行です。

2020年8月推計は、「アイコス」を持つ米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)が7割、「グロー」の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が2割、「プルーム」のJTが1割との推計です。もう致命傷でしょうか。

個人投資家からは、次世代たばこでの苦戦が将来の不安材料として考えられています。

3.ESG投資の逆風

日本を含めた世界の年金基金などの間では、環境や社会的責任、ガバナンスを重視して銘柄選別する「ESG投資」の波が広がっています。JTは健康に害のあるたばこを販売しているという理由でESG投資の際、除外銘柄となっています。

JTの今後

安定高収益企業ですが、国内の喫煙人口が減少していく中、JTが衰退していくイメージがあるのでしょう。安定高収益の高配当利回り株として評価されていいはずなのですが、心配が先立つのです。

2Q決算待ち

1Q決算で海外たばこ上振れ、下期RRP新商品「Ploom X」に期待など好材料があり、このところ株価は横ばい。Ploom X のティザーサイト

2Q以降の進捗状況を見守りたい個人投資家がじれている。そもそも高成長を期待されていないJT。株価推移が全てと思うのだが、いずれにしても2Q決算待ちなのでしょう。それを見極めてから動いても遅くないと。

2021年7月末に2Q決算発表があります。それまでは楽しめますね。丁半博打ではありませんが、どちらに転ぶのでしょうか。

株価

以前「2月の株価下落ラインは既に下方、2020年12月の2,224円奪回を注目している。」と書いたが、

日本株高配当株ポートフォリオの主力:JT(2914)2021年NISA枠を利用して日本株高配当株ポートフォリオを開始しました。その中心となるのがJT(2914)。2021年2月の減配発表で...

6/4 2,227円高値。奪回タッチして今は2,200円前後。

少し早い。じれている個人投資家が我慢の限界なのか。あと数年は2,000円くらいで年間130円配当をしてくれないと。まだ、仕込みの最中ですって。

2021年8月27日株価終値(追記)

終値2,111円。2Q決算発表後の8月2日は、高値2,213.5円まで上昇。出来高も847万株まで膨れていた

8月23日に、10月1日のたばこ税増税に伴い、加熱式たばこ50銘柄の値上げを財務省に申請したと発表。一部を除き1箱あたり30円の引き上げとなる。

その後目先の材料出尽くしとした売りがやや優勢。それでも安値は2,100円を割らない。2,100円~2,200円のボックス圏内での動きとなっている。

まとめ

JT株(2914)は買わない理由があり、とくにESG投資の影響で株価が低空飛行です。おかげで予想配当利回りは5.9%に達しています。

JTはかわいいやつですが、自分のポートフォリオで4番を務めるには、今の状況がギリギリ狙える水準です。株価が上昇したり、配当が下がったりしたら魅力激減です。自分もまずは、2Q決算を待ちたいところです。(追記)Ploom X の売上を見守りたいです。

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