YOASOBI

ブルーピリオドの大学編がつまらないらしいです

主人公矢口八虎くんのいけいけどんどんがぱったり止まったと。矢口くんの戸惑いもよくわかります。ここでは、矢口くんのいちファンがあれこれと考えてみます。

矢口八虎くん

1巻では高校2年生。悪友と遊びつつも優秀な成績をキープするほど要領が良い。スクールカースト上位のリア充だが、虚しさを感じている。いくつものきっかけから「美術」に魅せられ、進路に日本最難関の東京藝術大学の油画専攻を志す。

東京藝術大学受験編は6巻で終わる

ここまでの展開は、非常にわかりやすい。感情移入しやすいキャラだったし、とってもありがちな展開。陳腐とは違うが安心してみていられた。

YOASOBIが、群青に描きたかった彼の姿はここにある。

ねぇ、何泣いてるの?(YOASOBI/群青)ふと、涙がこぼれていることはありませんか? ようやく春の気配を感じられるようになった日曜日。 明日からの仕事の段取りを考えながら...

7巻以降は大学生活編

6巻までは「天才」だった矢口くんも、7巻以降は「平凡な」東京藝術大学生。周りの誰もかれもが東京藝術大学生。その中で、どう自分を出していくのか。

これはだれもが通ってきた道。そして、YOASOBIはまだここを触ってはいない。アニメで新曲期待しています。

大学生は、高校生と違い「担任の先生」がいない。全部自分でやるしかない。全部自分の経験となる。そして自分の血となり肉となる。

大学生のあいだに何者かになれるか

大学編の見どころは、八口くんが自分に自信を持って作品を作れるかどうかだ。読者に爽やかな感動を与えられるかどうかは知らんが、何者かになれるかどうかを最後まで見守りたい。

自分の感性、技術、考え方、今までの生きざま、人生の全てをつぎ込んで自分そのものを表現する。落ち込み、妬み、嫉妬し、自己卑下し、時には全てを投げ出したくなる。が、しかし、それら全てを乗り越えて、至高のアイデアで仕上げた自己表現を、是非見てみたい。

苦しんだものだけが到達できる境地というものは確かにある。矢口くんにもその世界をその目でしっかりと捉えて欲しい。自己を確立したやつは強いよ。

大学編がつまらない人へ

勧善懲悪の爽快感はないかもしれない。が、この漫画の7巻以降には、生きていくための示唆がある。コスパ、流行り、他人の口コミ、そこにかけがえのない自分はあるのか。

周りを見たって
誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない
それでも

IKURAさんの歌声は素晴らしい。IKURAさんが歌うフレーズは最強です。この歌を感じないあなたは、自分の人生を生きていない。今からでも遅くありません。本当の自分に出会いに行きましょう。

まとめ

YOASOBIの群青を聞きながら、ブルーピリオドをしっかりと嚙み締めましょう。

TVアニメ「ブルーピリオド」は2021年10月放送予定TVアニメ「ブルーピリオド」は2021年10月放送が決定した模様。 TVアニメ化 2021年アニメ化決定という発表だけで詳細はまだわ...

ところで、放送局はどこになったのかな。東北の片田舎では放送されませんなんて落ちになりませんように。

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