お金はとても便利な道具。現代においては、紙幣すら意味がないかも知れません。人を魅了し、惑わせ、人生を豊かにも、狂わせることもするお金について考えてみる。
お金
ここで扱うお金とは、紙幣や硬貨ではありません。残った資産(=収入-支出)のこと。資産にはプラスもあればマイナスもありますね。
残った資産をプラスにするには
方法は2つ。収入を増やすか支出を減らすか。
- 収入>支出
まずは、収入を増やそう
収入を増やすにはどうしたらよいのでしょうか。
- 年収をあげる(出世、転職)
- 貯蓄をする
- 投資をする
- 資産を増やす
- 起業する
- 副業を始める
支出を減らそう
支出を減らすにはどうしたらよいのでしょうか。
- 固定費を下げる
- 金利を理解する
- 支出を増やさない
収入を増やす
収入を増やす6つの方法
年収をあげる(出世)
出世に何を求めているのかはここでは問いません。お金か名誉か自由か権力か。あるいは個々人によって異なる幸せでしょうか。
ここでは、年収に絞って考えています。何らかの方法で、自分のポジションを上げ、経営層を目指す。今も昔も、経営層というのは働くビジネスパーソンにとってゴールであることに変わりありません。この場合の経営層とは、資本家と同じ意味合いを持っています。
その経営層になるための手段として、他者を蹴落とし上位者に好かれるような方法をとるか、強い能力と経験とネットワークで勝ち抜くか、ということの違いが語られています。
ただ、注意が必要なのは、資本主義経済における出世とは労働からの脱却であり、出世しても使われる側であれば労働から脱却しているわけではないので、それは本質的な出世ではないということです。
年収をあげる(転職)
弁護士、医師、大学教授、航空機のパイロットなどの職業は年収が高い仕事とされています。
これらの仕事はたくさんの人の命を助けることができたり、職業自体に求められる需要が高くなっているため高い年収を得ることができています。
しかし、このような職業の中には高度な技術や知識が必要になったり、重い責任や危険を伴うことがあるので、それらのことも年収を高くしている理由になっています。そのためこれら高年収職種への転職はハードルが高くなっています。
また近頃では「自分らしさを出しながら金銭的成功を得る」ことが出世だという見方も増えています。1社の中で出世するのではなく、労働市場すべてを使いこなしながら、自らのキャリアを構築するイメージですね。
転職で年収を上げる場合でも、強い能力と経験とネットワークで勝ち抜くことが求められるようです。
貯蓄をする
直接年収を増やすことにつながるわけではありませんが、投資をするにも資産を増やすにしてもその元手は貯蓄で増やすのです。そのため、先取り貯金や貯金箱を活用して貯金をするようにしたり、給与を口座別に分けることで貯蓄をしていく習慣を付けていく必要があります。
投資をする
年収を増やす方法に、投資をすることが挙げられます。
勤め先の給料だけではお金持ちにはなれないので、収入を大きく増やせる可能性のある株式などへ投資をする人が多いです。しかし、投資をするには専門知識が必要で、さらに場合によっては負債を抱える恐れもあります。
投資を検討している人は注目されている業種や職種の将来性を考え、投資先を選んでいきましょう。
資産を増やす
投資をすることと少し内容が重なりますが、年収を増やすには投資をして資産を増やす方法があります。
例えば、投資信託、株式、債権または金などへ投資をして資産を増やすことができるでしょう。もしくは、不動産投資をして資産を増やす方法もあります。
しかし、莫大な資産を得た場合、相続の問題や資産を管理をする必要があるのを覚えておきましょう。
起業する
店舗や会社経営の経験がなく、いきなり起業しても失敗に終わる恐れがあります。そのため、まずは自分で会社を起こしたい分野の仕事に就き、業界の知識を身に付けてから会社や店舗経営を始める必要があるでしょう。
起業して経営者となり成功することができれば、会社を起こした本人が大きな利益を得ることができ、収入を増やすことができます。
副業を始める
いきなり起業ではなくても、副業を始めてその準備をすることができます。
支出を減らす
支出を減らす3つの方法。
固定費を下げる
通信費や光熱費、保険代などの固定費を下げることができれば、月々の経済的な負担を減らしていくことができます。そのため、投資や貯蓄にお金を回しやすくなり、上手くお金を貯めていけばお金持ちになることができます。
大きな額のお金を貯めていくためにも、固定費の見直しをして貯蓄への意識を高めていきましょう。
金利を理解する
お金と時間の関係を表す指標のひとつに金利があります。金利をしっかりと理解できれば、お金に対する理解も格段に深まる。
モノを借りるときには、レンタル料が発生します。お金を借りる時にもレンタル料が発生します。これが金利です。
消費が多すぎてお金が足りなくなり、それを借金でカバーするのは最悪のパターン。金利を理解していなければ、お金は無尽蔵に湧いてくるという幻想に捕らわれ、気が付けば借金が膨らんでいます。
支出を増やさない
無駄遣いをしてしまったり、生活に関わる固定費の見直しができていないと支出を増やしてしまうことになるので、思い通りに貯蓄をしていくことができなくなります。貯金をしていく環境を整えるためには、支出を増やさない工夫をしていくことが大切です。
ノート型の家計簿や家計簿アプリを活用し、月々の支出を把握することに努めましょう。
まとめ
お金の問題というのは、お金の有無の話だけではなく、どれだけ自由な人生を送れるのかというライフスタイルの話でしょう。どれだけ自由度があるのかで気持ちが大きく変わってくるということですから、お金という便利な道具を上手に使いこなして幸せを手にしましょう。