こんにちは、kurochanです。
おかげさまで、ポートフォリオ全体では三菱重工などの活躍によりプラスを維持できていますが、全てが順風満帆なわけではありません。
今日はあえて、私のNISA口座の中で
「評価損益がマイナス」になっている3つの銘柄
について、正直に現状を公開します。
私たち50代、60代にとって、投資の失敗は時間のロスに直結します。 「塩漬けにするか、損切りするか」。その判断基準を、私なりの視点で整理してみました。
1. 今回の「問題児」たち(現状の確認)
私のポートフォリオの中で、現在評価損益がマイナスになっているのは以下の3銘柄です。
ユナイテッド (2497):評価損益 -43.99%
三ツ星ベルト (5192):評価損益 -12.11%
NTT (9432):評価損益 -7.29%
「赤い数字(マイナス)」を見るのは、何歳になっても心臓に悪いものです。しかし、慌てて売るのが正解とは限りません。それぞれ事情が異なります。
2. 【撤退検討】ユナイテッド (2497)
状況: ほぼ半値になってしまいました(-43.99%)。
私の判断: 「見切り時」を探る対象
これが一番の反省点です。DX支援や投資事業を行う企業ですが、ボラティリティ(価格変動)が大きく、安定を求める老後資金の運用には不向きだったかもしれません。 取得額に対する配当利回りも2.68%と、今の含み損を埋めるには少し力不足です。
私たちシニア世代にとって、回復が見えない株を持ち続けることは「資金拘束」というリスクになります。ここはいずれ損切りを行い、より安定した高配当株へ資金を移すことが、ポートフォリオ全体の健康を取り戻す近道だと考えています。
3. 【継続保有】三ツ星ベルト (5192)
状況: 1割強のマイナス(-12.11%)。
私の判断: 「金の卵」として保有継続
株価は下がっていますが、この銘柄を手放すつもりはありません。理由はシンプルで、取得額に対する配当利回りが「4.25%」もあるからです。
この会社は財務体質が良く、株主還元に積極的です。株価自体は景気によって上下しますが、毎年4%以上の利息を生んでくれる「債券」のようなものだと割り切っています。 「株価は見ずに、入金される配当金だけを見る」。これが精神衛生上よい付き合い方です。
4. 【買い増し好機】NTT (9432)
状況: 微減(-7.29%)。
私の判断: 「心配無用」むしろ買い増しか
みんな大好きNTT。「通信の王道」ですが、最近は政府保有株の売却懸念などで株価が冴えません。 しかし、減配のリスクは極めて低く、長期的に増配を続けてくれる信頼感があります。
-7%程度は誤差の範囲。むしろ、取得単価を下げるチャンスと捉えています。NISAの成長投資枠が余っていれば、少しずつ買い足して、将来の受取配当額を底上げしていく予定です。
まとめ
トータルで勝てれば良しとする
私たち50代・60代のNISA運用で大切なのは、「個別の負けに固執しないこと」です。
回復が見込めないものは、傷が浅いうちに手当てする(ユナイテッドの教訓)。
株価が下がっても、配当が優秀なら良しとする(三ツ星ベルトの安心感)。
王道銘柄の下落は、バーゲンセールと捉える(NTTの余裕)。
含み損があっても、ポートフォリオ全体で配当金が増え、老後の生活を支えてくれれば、私たちの投資は成功です。
一喜一憂せず、どっしりと構えていきましょう。
株式投資は自己責任で
株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。
株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。