【NISAで爆売れ】再上場のSBI新生銀行(8303)が今、なぜ一番人気なのか?その3つの理由と「高配当派」の向き合い方
こんにちは、kurochanです。雪国ではストーブが欠かせない季節になりましたね。
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さて、今週の株式市場で大きな話題となっているのが、
12月18日に再上場を果たしたSBI新生銀行(8303)
です。 SBI証券などのNISA週間買付ランキングを見ると、並み居る人気銘柄を抑えて堂々の1位になっていることもあります。
「えっ、三菱UFJじゃなくて新生銀行?」 「なんでそんなに人気なの?」
と不思議に思っている方も多いのではないでしょうか。 今日は、SBI新生銀行がなぜこれほどNISAで買われているのか、その3つの理由と、私たちのような「高配当株投資家」はどう判断すべきかについて整理してみます。
私も気になったので調べてみました!!
理由①:SBI証券ユーザーにとっての「ホームグラウンド」
最大の理由はこれかなあ……と。NISA口座開設数No.1を誇るSBI証券との関係性です。
多くのSBI証券ユーザーは、すでに「SBIハイブリッド預金」などでSBI新生銀行の口座を利用しています。「自分が普段使っている銀行」であり、かつアプリやサイトを開けば大々的に宣伝されています。
投資において「知っている企業への安心感」は非常に大きな動機になります。 「よく知らない企業より、いつも使っているSBIの銀行なら安心だろう」という親近感買いが、NISA枠での購入を後押ししているのかなあ。
理由②:「銀行株ブーム」×「金利上昇」の追い風
2つ目はタイミングの良さです。
現在、日銀の利上げ観測を背景に、株式市場では「銀行株」が最強セクターの一つとなっています。
「これから金利が上がるなら、銀行の利益は増えるはず」
「銀行株を持っておけば間違いない」
そんな空気が流れている中で、新しい銀行株が上場したわけですから、資金が集まるのは自然な流れです。 特にSBI新生銀行は、ネット銀行のような身軽さと、実店舗を持つ銀行の安心感を併せ持つ「ハイブリッドな立ち位置」が、将来の成長期待につながっています。
かくいう私も、ソニーファイナンシャルグループを衝動買いしてしまいました……。
理由③:IPO(再上場)という名の「お祭り」
3つ目は、投資家心理としての「お祭り騒ぎ」です。みんな大好き「お祭りだぁ!!」
再上場直後は株価が大きく動きやすく、「初値で買ってすぐに値上がり益を狙いたい」という短期トレーダーや、「記念に買っておこう」という個人投資家が殺到します。
これを専門用語でIPO(新規公開株)と言いますが、今のNISAランキング1位は、この「開店セール」に多くの人が並んでいる状態とも言えます。
【重要】私たち「高配当派」は買うべきか?
さて、ここからが本題です。 私たちのような「老後のために配当金を積み上げたい投資家」にとって、SBI新生銀行は買いなのでしょうか?
私の結論としては、「慌てて飛びつく必要はない」と考えています。
その理由は「配当利回り」にあります。
三菱UFJフィナンシャルG: 利回り 約3.0%(累進配当で安心)
SBI新生銀行: 利回り 約2.1%(あくまで成長投資優先)
ご覧の通り、インカムゲイン(配当金)を重視するなら、王者の三菱UFJや三井住友FGの方に軍配が上がります。 SBI新生銀行は、配当をもらう株というよりは、「株価が2倍、3倍になるのを期待する成長株(グロース株)」としての性格が強いのです。
まとめ
NISA枠の使い方で決めよう
明日の株価を見てからです。一株買うかもしれません。
SBI新生銀行が人気なのは、「SBIの知名度」「金利上昇への期待」「お祭り感」が重なった結果です。
「資産を大きく増やすためのスパイスが欲しい」という方は、NISA成長投資枠の一部で買ってみるのも面白いでしょう。
「堅実に配当金で年金を補いたい」という方は、ランキングに惑わされず、いつもの高配当銘柄をどっしりと保有するのが正解だと私は思います。
皆さんの投資スタイルの参考になれば幸いです。
それでは、また。
株式投資は自己責任で
株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。
株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。
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4つのシナリオ詳細解説
[A] 🐻 慎重・様子見シナリオ
ターゲット: 1,600円〜1,750円(レンジ相場)
考え方: 直近の急騰でついた「上髭(うわひげ)」は売り圧力の証拠。需給が悪化しており、無理に買う必要はない。
もし1,700円を割るような調整があれば、そこは絶好の押し目買いチャンスになる可能性があります。
[B] ⚡ 短期イベント・ドリカムシナリオ
ターゲット: 1月後半の一時的な高値
考え方: 1月末のTOPIX組み入れに向け、機関投資家が機械的に株を買う必要がある。その「先回り買い」で1月中旬にかけて株価が上がる。
短期で利益を出したいなら、「年末に仕込んで1月中旬〜下旬に売る」という明確な出口戦略が必要です。
[C] 📈 中期・現実的成長シナリオ
ターゲット: 1,850円〜2,200円
考え方: SBIグループとの連携や、銀行としてのPBR正常化(0.8〜0.9倍)が進めば、この価格帯は無理なく達成できる。
注意点: 2026年6月中旬に「ロックアップ(大株主の売却制限)解除」があります。ここで需給が緩む(売りが出る)リスクがあるため、そこまでに一度利確するか、それを耐えて長期保有するか決める必要があります。
[D] 🚀 長期・超強気シナリオ(資産運用PBアカデミー)
ターゲット: 2,184円〜2,822円
考え方: 日銀が利上げを続け(金利1.5%時代)、SBI新生銀行が「ネット銀行」と同じ高い評価(PER18倍)を受ければ、株価は今の1.6倍になる。
数年単位の「ガチホ(長期保有)」前提です。日々の値動きや6月のロックアップ解除も無視して、将来の大化けを待つスタンスです。