こんにちは、YouTubeチャンネル「NISA運用チャンネル」および「あれもこれもブログ」運営のkurochanです。

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今年も残すところあとわずかとなりました。 この時期、私たち投資家が忘れてはいけないのが

「2021年分の旧NISA(一般NISA)の満了」

です。

5年間の非課税期間が終了するため、自動的に特定口座(課税口座)へ払い出されてしまいます。そこで私は、一旦売却して新NISAで買い直す「セルフ・ロールオーバー」を行う予定なのですが……。

NISA枠で購入したおすすめ株銘柄公開50代サラリーマンにNISAをおすすめしてきましたが、自分のところもようやく体制が整ったようです。実験開始1年目のNISA動向について考...

ここで、とんでもない「うれしい悲鳴」が発生してしまいました。

5年で資産が2.7倍に!想定外の「枠不足」

まずは、こちらの私の2021年NISA枠の成績をご覧ください。

取得額合計: 約239万円

現在評価額: 約650万円

損益率: +272.75%

なんと、三菱商事や三菱UFJなどの株価高騰により、資産が5年前の2.7倍以上に膨れ上がっていたのです。 素晴らしいことなのですが、ここで問題が発生します。

「新NISAの枠に、全額入り切らない……!」

夫婦2人分の成長投資枠(年間480万円)を使っても、現在の評価額には届きません。 すでに今年の空き枠を使ってJT(200株分)は移管済みなのですが、それでも計算すると約60万円分が新NISA枠からあふれてしまいます。

特定口座に残すのは「武田」か「UFJ」か?

あふれてしまう約60万円分の株は、来年から特定口座(課税口座)で運用することになります。 つまり、配当金に対して約20%の税金がかかるようになります。

最初は単純にこう考えていました。 「武田薬品と三菱UFJを、それぞれ100株ずつ特定口座に残せば金額的にちょうどいいかな?」

しかし、ここでふと立ち止まりました。 「待てよ、私たちの目的は『自分年金』としての配当金の最大化だ。税金を払うなら、どっちがお得なんだ?」

【結論】利回りが低い方を特定口座へ!

電卓を叩いてシミュレーションした結果、私は戦略を変更しました。

武田薬品 (4502): 配当利回り 4.43%(高配当!)

三菱UFJ (8306): 配当利回り 2.99%

NISAの最大のメリットは「配当金がまるまる貰えること」です。 そうであれば、「一番たくさん配当をくれる高利回りの銘柄」こそ、NISAのバリア(非課税)で守るべきです。

逆に、特定口座に移して税金(約20%)を引かれるのであれば、元々の利回りが(相対的に)低い銘柄で受け入れた方が、手取りのダメージは少なくなります。

私の最終決断

というわけで、私の「あふれた60万円」の処理方法はこうなりました。

武田薬品(利回り4.4%): 最優先で全額新NISAへ!高配当を非課税で享受し続けます。

三菱UFJ(利回り2.9%): あふれる分はこちらで調整。200〜300株ほどを特定口座で持ちます。

三菱UFJのような銀行株はすでに含み益が乗っていますが、特定口座に移る際は「移管日の時価」が新しい取得単価になります。過去の利益に今すぐ課税されるわけではないので、その点は安心です。

まとめ

贅沢な悩みですが、最後の一手まで丁寧に
5年前に仕込んだ種が、ここまで大きく育ってくれたことには感謝しかありません。 枠に入り切らないというのは、長期投資家にとってある意味「勲章」のようなものかもしれませんね。

しかし、最後まで気を抜かず、

「少しでも手取り配当を多く残す」

ためのパズルを解くのが、私たち50代・60代の資産形成の楽しみでもあります。

みなさんの2021年NISA枠はどうなっていますか? 「なんとなく特定口座へ」と流してしまう前に、一度利回りを確認して、優先順位をつけてみてはいかがでしょうか。

株式投資は自己責任で

株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。

株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。

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