投資のリターンを最大化するために、私たちがコントロールできる数少ない要素、それが「コスト(手数料)」です。 新NISAが始まり、主要ネット証券各社が手数料無料化を打ち出していますが、今回は私が運用している「マネックス証券」のNISA手数料0円について、その詳細とメリットを深掘りします。

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マネックス証券のNISA手数料0円について

1. マネックス証券のNISA、何が「0円」なのか?

結論から言うと、マネックス証券の新NISA口座では、主要な取引手数料が恒久的に0円です。

日本株(単元株・S株): 売買手数料 無料

米国株: 買付手数料 実質無料(キャッシュバック方式)

中国株: 買付手数料 実質無料(キャッシュバック方式)

投資信託: 購入時手数料 無料(ノーロード)

これまでは「買うときは無料だけど、売るときは有料」というケースもありましたが、新NISAでは売却時も無料(日本株)となるため、リバランスや利益確定が非常にしやすくなりました。

ポイント: 特に「単元未満株(ワン株)」の売買手数料も無料なのが嬉しい点です。少額からコツコツ日本株を買い集めたい人にとって、コスト負けしないのは大きなメリットです。

2. なぜ「手数料0円」が重要なのか

「たかが数パーセント、数百円の話でしょ?」と思われるかもしれません。しかし、NISAのような長期投資において、このコストの差はボディブローのように効いてきます。

例えば、頻繁に売買をするスタイルの場合、往復の手数料が無料であれば、その分だけ損益分岐点が下がります。つまり、少しの株価上昇でも利益が出しやすくなるということです。

長期保有の場合でも、購入時のコストがかからない分、投資元本をフルに市場にさらすことができるため、複利効果を最大化できます。

3. 他社と比較してマネックス証券を選ぶ理由

SBI証券や楽天証券も手数料無料化を進めていますが、マネックス証券を選ぶ独自のメリットはどこにあるのでしょうか。

まあ、もしこれから新規に口座開設をするなら、

SBI証券か

楽天証券かと。

米国株の為替手数料がお得: マネックス証券は米国株に強いことで知られています。NISAでの買付手数料が実質無料なだけでなく、定期的に「米ドル買付時の為替手数料無料キャンペーン」などを実施しており、トータルコストを抑えやすい環境が整っています。

クレカ積立の還元率(1.1%): 手数料とは逆の視点ですが、マネックスカードでの投信積立還元率が最大1.1%と高水準です。「手数料0円」でコストを削りつつ、「ポイント還元」で利益を上乗せできる、この「守りと攻めのバランス」がマネックス証券の魅力です。

4. 注意点:完全に「タダ」ではない部分

公平な視点で、コストがかかる部分も押さえておきましょう。

米国株の「売却時」: NISA口座であっても、米国株を売却する際には手数料が発生します(2024年時点のルール)。頻繁に売買を繰り返す場合は注意が必要です。

為替スプレッド: 円貨決済や外貨決済をする際の為替コストは、キャンペーン外では発生します。

売買手数料無料化

新NISAの開始に伴い、主要なネット証券では「売買手数料無料化」がスタンダードになりつつあります。手数料無料の範囲で分類した一覧を作成しました。

特に「日本株」と「米国株」で無料の範囲が異なる点が重要です。

手数料無料の範囲で分類した一覧

まとめ

コスト意識の高い投資家こそマネックス証券

マネックス証券のNISA手数料無料化は、私たち個人投資家にとって強力な追い風です。

日本株は売買ともに完全無料

米国株・中国株は買付実質無料

ワン株(単元未満株)も無料

「無駄なコストは1円でも払いたくない」「米国株や高配当株を少しずつ買い増していきたい」という方にとって、マネックス証券は非常に理にかなった選択肢と言えるでしょう。

まだ口座をお持ちでない方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

なんでマネックス証券を使っているの?

昔から取引のある証券口座で、いまさら引っ越しもねぇ。それにマネックス証券も頑張っているのよ。NISA手数料は無料だし。

それと「dアカウント連携」かなぁ……。マネックス証券さま、またdカードでNISA積み立てしたらdポイント沢山くれるキャンペーンをお願いします。

株式投資は自己責任で

株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。

株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。