株式投資

NISA運用5年目:今年の振り返り

今年も早いもので、もう12月に入りました。 街が慌ただしくなるこの時期、私の恒例行事となっているポートフォリオの棚卸しを行いました。

「サラリーマンリタイア後のために準備する」というテーマでコツコツと構築してきた私の自動入金システム(配当ポートフォリオ)。2025年現在の成績は、自分でも少し驚くような結果となりました。

2025年の運用成績

現在の保有銘柄と配当情報のサマリー

まずは、現在の保有銘柄と配当情報のサマリーです。

・時価総額:24,439,147円

・評価損益:+10,124,361円(+70.73%)

・想定年間配当総額:824,692円

・取得額に対する配当利回り:5.76%

なんと、評価益だけで1,000万円を超え、時価総額も約2,440万円に到達しました。 日々の株価変動に一喜一憂せず、規律を持って保有し続けた結果、資産が大きく育ってくれたことを実感します。

「取得利回り5.76%」の重み

特に感慨深いのは、**取得額に対する配当利回りが5.76%**という高水準に達している点です。

現在の時価利回りは3.37%程度ですが、私が実際に投じた資金に対しては、6%近い利回りで現金を産み出し続けてくれています。これこそが、長期保有と増配銘柄への投資を続けてきた最大の恩恵だと言えるでしょう。

反省と来年の課題

もちろん、手放しで喜んでばかりはいられません。グラフを分析してみると、いくつかの課題(という名の伸びしろ)も見えてきました。

配当月の偏り

月別グラフを見ると一目瞭然ですが、配当金が6月と12月に極端に集中しています。日本株中心の構成だと避けられない道ではありますが、リタイア後のキャッシュフローを考えると、もう少し他の月(3月・9月決算以外の銘柄や米国株など)を組み入れて平準化したいところです。

景気敏感株への依存

ポートフォリオの構成比を見ると、銀行業(18.8%)や卸売業(13.2%)など、景気の影響を受けやすいセクターが上位を占めています。食料品(19.9%)でバランスを取ってはいますが、来年以降の景気後退リスクに備え、もう少しディフェンシブな銘柄への分散も検討する必要がありそうです。

まとめ

年間配当金82万円

月にならすと約6.8万円の不労所得です。 生活費のすべてを賄うにはまだ足りませんが、「何もしなくても毎月6.8万円が入ってくる」という事実は、サラリーマンとしての私の心に大きな余裕を与えてくれています。

来年もまた、市場の波に飲まれることなく、淡々と「自動入金システム」のメンテナンスと強化を続けていきたいと思います。

皆さんの2025年の運用はいかがでしたでしょうか? それでは、また。

株式投資は自己責任で

株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。

株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。

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