【8729】急騰中のソニーFG、今買うべき?2025年12月15日時点の判断と3つの理由
こんにちは、YouTubeチャンネル「NISA運用チャンネル」および「あれもこれもブログ」運営のkurochanです。
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再上場で話題のソニーフィナンシャルグループ(8729)
この数日、チャートを見るとググっと株価を戻してきていますね。12月15日時点で170円台に突入し、「このまま乗り遅れないように買うべきか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今日は出来高も増やしているし、「信用買い残」も減っています。
結論から申し上げます。 私は
今のタイミングでは「買いません」
。今は「待ち」の一手です。
なぜ、せっかく上がっているのに買わないのか? 高配当株投資で老後資金を堅実に増やしたい50代・60代の視点から、チャート分析と需給バランスをもとに、その3つの理由を解説します。
理由1:短期的な「スピード違反」状態(過熱感)
「スレッガーさんかい?早い!早いよ!」(byカイ・シデン)尊敬するカイさんが、こうおっしゃいます。
まず、直近のチャートを見てみましょう。
10月初旬の上場来安値(139円近辺)から切り返し、特にここ数日は150円台から一気に170円台へと駆け上がりました。短期間で10%以上の上昇です。
株価というのは、一直線に上がり続けることはありません。 移動平均線から大きく上に離れてしまった今の状態は、いわば「短期的なスピード違反」。いつ「利益確定」という名のブレーキがかかってもおかしくありません。
安値で拾えた投資家の心理:「短期間でこれだけ儲かれば一旦売ろうかな」
高値掴みしていた投資家の心理:「やっと含み損が減ったから、逃げようかな」
この2つの売り圧力がぶつかりやすいのが、今の170円台という水準です。
理由2:信用買い残の「重たいしこり」
これが一番の懸念点です。 実は今、ソニーFGは「信用買い残」がとんでもない量(約1.6億株)積み上がっています。信用倍率は約4,800倍という異常値です。
簡単に言うと、「借金をして株を買っている人たちが、大量に売り時を待っている」状態です。
彼らは制度上、半年以内(あるいは利益が出た瞬間)に売却しなければなりません。つまり、株価が上がれば上がるほど、この1.6億株分の「やれやれ売り」が上値の重石(蓋)として降ってきます。
この重たい荷物を抱えたまま、ここからさらに200円を目指してスルスル上がるのは、相当なエネルギー(出来高)が必要になります。
理由3:配当利回りの魅力がまだ薄い
私たち高配当株投資家にとって一番大切なのは「配当利回り」です。
ソニーFGの現在の予想配当利回りは、変則決算の影響もあり約2%台と表示されています。 もちろん、実質的な年間利回りはもっと高くなる可能性がありますが、現時点では不透明です。
NISA枠を使って長期保有するなら、すでに実績があり利回りが3.5%〜4%を超えているメガ損保(東京海上やMS&ADなど)の方が、現時点では安心感があります。 ソニーFGの株主還元姿勢が明確になり、利回りが計算できるようになってから参入しても遅くはありません。
今後の戦略:どこまで待つか?
では、完全に無視するかというと、そうではありません。監視銘柄には入れておきます。
私がもしエントリーを検討するとしたら、以下の条件が整った時です。
株価の調整: 今回の急騰の熱が冷め、155円〜160円付近まで押した(下がった)時。
需給の改善: 信用買い残が少し整理され、上値が軽くなった時。
まとめ
明日12月16日の動向を見守る
「落ちてくるナイフは掴むな」という格言がありますが、
「急騰するロケットに飛び乗るな」
もまた真なりです。
買っても100株
「見(ケン)のできる人は強い」
今は焦らず、現金を温存しておきましょう。相場は逃げません。 大切なお金を高値掴みで減らさないことこそ、老後資金運用の鉄則です。
※投資は自己責任でお願いします。あくまでkurochan個人の見解です。
株式投資は自己責任で
株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。
株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。
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