【NISAランキング激変】なぜ今、銀行株?日銀0.75%利上げでSBI新生&三菱UFJがワンツー独占!
こんにちは、kurochanです。
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2025年も残すところあとわずか。今週はマーケットにとって大きな節目となる1週間でしたね。 そう、12月19日の日銀金融政策決定会合での「政策金利0.75%への引き上げ」です。
正直なところ、市場関係者の間でも、私個人の感覚としても、今回の利上げ自体は「すでに織り込み済み」の話だと思っていました。 しかし、蓋を開けてみればどうでしょう。私たち個人投資家のNISA口座(成長投資枠)での動きは、予想以上に激しい反応を見せています。
今週のSBI証券「週間買付金額ランキング」
を見ながら、その裏にある投資家の心理を読み解いていきましょう。
1. 銀行株がワンツーフィニッシュの衝撃
まずは、12月15日~19日のランキングをご覧ください。
なんと、1位に「SBI新生銀行」、2位に「三菱UFJフィナンシャル・グループ」と、銀行株がトップ2を独占しました!
これまで上位の常連だったNTTやオリエンタルランドを抑えての、この結果。 特にSBI新生銀行は前週圏外からの1位です。
「織り込み済み」とはいえ、実際に0.75%という数字が確定したことで、「やはりこれからは銀行株を持たざるリスクが高い」と判断した資金が、年末に一気に流れ込んだ形です。
2. 三菱UFJ「ガチホ勢」としての安心感
ランキング2位に入った三菱UFJ(8306)ですが、私のブログをご覧の皆さんはご存知の通り、私もガチホ(ガチ・ホールド)しています。
今回のランキングを見て、「自分の投資判断は間違っていなかった」と改めて心強く感じました。
0.75%という金利水準は、銀行の本業である「利ざや」の改善に直結します。 これまでは期待先行で買われていた部分もありましたが、これからは「実績」として業績に寄与し、それが「増配」という形で私たち株主に還元されるフェーズに入ったと言えるでしょう。
私のような「ガチホ勢」にとっては、株価の上下に一喜一憂するのではなく、どっしりと構えて配当を受け取り続ける準備が整った、そんな1週間だったように思います。
3. 私が大注目している「9位」の存在
そして、今回のランキングで私が特に注目してほしいのが、9位の「ソニーフィナンシャルグループ(8729)」です。
順位こそ前週から下げてはいますが、しっかりトップ10に留まっています。 実は私、三菱UFJ同様、このソニーFGにも大注目しており、ポートフォリオの重要な一角として期待を寄せています。
銀行株が注目されがちですが、ソニーFGのような生保・損保・銀行を傘下に持つ総合金融グループにとっても、金利上昇は大きなプラス要因です。特に生保事業における資産運用の利回り改善は、業績へのインパクト大です。
メガバンクへの資金集中に隠れがちですが、賢い投資家はしっかりとソニーFGのポテンシャルを見抜き、NISA枠でコツコツと仕込んでいる……この9位ランクインからは、そんな「通」な投資家の動きが透けて見えますね。
1位に「SBI新生銀行」
「なぜ、三菱UFJを抑えて『SBI新生銀行』が1位なのか?」
私の主力株である三菱UFJ(2位)や、注目のソニーFG(9位)なら分かるのですが、なぜここでSBI新生銀行なのか。 公開されたデータと、当日の株価の動きを照らし合わせると、個人投資家の「非常にしたたかな戦略」が見えてきました。
理由1:この「下げ」は見逃せない!徹底した「押し目買い」
ランキングの数値をよーく見てください。
1位 SBI新生銀行:現在値 1,731円(前日比 -69円 / -3.83%)
2位 三菱UFJ:現在値 2,449.5円(前日比 +20.5円 / +0.84%)
上位銘柄の多くが、日銀の利上げ(0.75%)決定を受けて株価を上げる中、SBI新生銀行だけが4%近く大きく下落しているんです。
NISAで長期投資をする私たちにとって、最大の好物は「優良株のバーゲンセール」。 「金利上昇で銀行株が良いのは分かっている。でも、高値掴みはしたくない」 そう考えた投資家たちが、この日の下落を見て「今だ!」と一斉に買い注文を入れた。これが1位の正体でしょう。
理由2:SBI経済圏の「ホームグラウンド」効果
そして忘れてはいけないのが、これが「SBI証券」のランキングだということです。
私たちSBI証券ユーザーにとって、SBI新生銀行は「コネクト機能」や「優遇金利」でお馴染みの、いわばホームグラウンドの銀行。 普段からサービスを使っているからこそ、「親会社(SBI HD)との連携で今後も伸びるはず」という期待値も高いわけです。
「知っている株」「使っているサービスの株」を買うというのは、ピーター・リンチも提唱した株式投資の王道ですからね。
まとめ:三菱UFJ「ガチホ」の私から見ても、この動きは賢い
私は三菱UFJをガチホする方針を変えませんが、今回SBI新生銀行を買った人たちの判断は、非常に理にかなっていると感じます。
「テーマ(金利上昇)に乗る」×「下落に拾う(逆張り)」
この2つを組み合わせた、冷静かつアグレッシブな投資行動。 私たちの世代も、こういった「チャンスを逃さない瞬発力」は参考にしたいですね。
それにしても、銀行株がランキング上位を独占する時代……。 長く投資を続けてきましたが、デフレ時代には考えられなかった「金利のある世界」の到来を、ひしひしと感じる年末です。
皆さんは、この「SBI新生銀行の1位」、どう分析しますか?
2位に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
1位を譲ったとはいえ、この結果を見て私は確信しました。「やはり、三菱UFJの強さは別格だ」と。
なぜ私がそう感じたのか? ガチホ勢としての視点も交えて解説します。
1. 「下がったから」ではなく「強いから」買われた
ここが今回のランキングの最大のポイントです。
1位 SBI新生銀行:株価が下がったから、安く買いたい人が殺到した。
2位 三菱UFJ:株価が上がっている(+0.84%) のに、構わず買われた。
これは非常に大きな違いです。 普通、株価が上がると「高値掴みしたくない」と買いの手は鈍るものです。 しかし、三菱UFJには「今の株価(2,449.5円)でもまだ安い」「これからの金利上昇でもっと伸びる」と考える資金が、止まることなく流入し続けています。
まさに「王者の風格」。 目先の上下に左右されない、骨太な資金が入っている証拠です。
2. 金利0.75%の「真の勝者」は誰か?
19日の日銀会合で決まった「政策金利0.75%」。 この恩恵を最も大きく受けるのは誰かと言えば、間違いなく国内最大手の三菱UFJです。
預金量、貸出金の規模が桁違いですから、金利が数%動くだけで、利益の桁も変わってきます。 投資家たちはそれを知っているからこそ、NISAの貴重な成長投資枠を、一番信頼できる「本命」に使ったのです。
3. 私が「ガチホ」を続ける理由
私自身、三菱UFJはずっと保有し続けていますが、今回の動きを見て「売る理由」が完全になくなりました(笑)。
業績は金利上昇の追い風を受け、株価は堅調。 そして何より楽しみなのが、稼いだ利益から支払われる「配当金」です。
会社側も株主還元には積極的ですから、業績が上向けば、さらなる「増配」も十分に期待できます。 株価の値上がり益(キャピタルゲイン)も嬉しいですが、私たち世代にとっては、チャリンチャリンと入ってくる配当金(インカムゲイン)が増えることこそ、最大の安心材料ですよね。
まとめ:銀行株相場は、まだ始まったばかり
「もう株価は上がりきったのでは?」と心配する声も聞きますが、日本の「金利のある世界」はまだ始まったばかりです。
1位のSBI新生銀行のような「チャンスを拾う投資」も面白いですが、2位の三菱UFJのように「王道をど真ん中で行く投資」こそ、NISA運用の基本だと私は思います。
ホルダーの皆さん、握力強く(ガチホで)、これからの「増配」を楽しみに待ちましょう!
3位:日本製鉄(5401)
なんと前週圏外から、いきなりの「NEW!」ランクイン。 トップ3に銀行、銀行、そして「鉄」。 この並びを見て、私はニヤリとしてしまいました。これぞまさに、私たちが高配当株投資で目指してきた「バリュー株(割安株)の復権」そのものだからです。
なぜ今、あえての「日本製鉄」なのか? その背景を読み解きます。
1. 投資家は「銀行の次」を探し始めた
日銀の0.75%利上げで銀行株が買われるのは当然。 しかし、賢い投資家はすでに「その次」を見ています。
「銀行はもう結構上がってしまった。他に、利回りが良くて、割安で、インフレに強い株はないか?」 そうやってスクリーニングした結果、行き着いたのが「鉄の王者・日本製鉄」だったのでしょう。
前週までランキングにいなかったのに、突然3位に現れたこのスピード感。 資金が「成長株(グロース)」から、鉄鋼や商社といった「重厚長大(バリュー)」へ、雪崩を打って移動している音が聞こえてきそうです。
2. インフレ時代は「モノ」を持つ企業が強い
金利が上がるということは、物価も上がっている(インフレ)ということです。 そんな時代に強いのは、形のないサービスを売る企業よりも、鉄のような「なくてはならない素材(実物)」を扱う企業です。
私のポートフォリオも商社(三菱商事など)や石油(INPEX)が入っていますが、この「実物資産系」の銘柄は、インフレヘッジとして非常に心強い存在です。 今回の日本製鉄への資金流入は、皆さんが「資産を守るための投資」にシフトしている表れだと感じます。
3. 「6万円」で買える手軽さが、年末のNISAに効く
そしてもう一つ、見逃せない理由が「株価」です。
現在値は608.3円。100株買っても約6万円です。 年末ギリギリになって、「今年のNISA成長投資枠、あと10万円くらい余ってるな…」という時、20万円も30万円もする株は買えませんよね。
そんな時、「高配当で、業績も良くて、6万円で買える日本製鉄」は、余った枠を埋めるのにこれ以上ない銘柄だったはずです。 (私も枠が余っていたら買いたかった…!笑)
まとめ:ポートフォリオの「厚み」が増した1週間
銀行株で攻め、鉄鋼株で守りを固める。 今週のランキングからは、個人投資家のそんなバランス感覚が見て取れました。
私の「日本株高配当一本」という戦略も、このランキングを見ると「やはり王道なんだ」と勇気をもらえます。 2026年も、どっしりと構えたバリュー株投資、続けていきましょう!
でも、日本製鉄(5401)さんは不安もあります。それについてはまた別のところで。
まとめ
来年のNISA戦略はどうする?
日銀の利上げは「織り込み済み」だったはずが、実際のマネーの動きは、それを再確認するかのように「金利メリット株」へ殺到しました。
王道のメガバンク(三菱UFJ)
勢いのある銀行株(SBI新生)
そして、実力派の金融グループ(ソニーFG)
家計にとっては住宅ローン金利などが気になるところですが、投資家としてはこの「金利上昇トレンド」を味方につけることが、資産寿命を延ばすカギになります。
私も引き続き、これらの金融株をしっかりと握りしめて、2026年を迎えたいと思います。 皆さんは今年のNISA枠、どう締めくくりましたか?
それでは、また。
株式投資は自己責任で
株式投資は、投資家が自己の判断と責任に基づいて行うものです。投資家は、自分の投資目的、投資に充てる資金、リスク許容度、投資に関する知識や経験などを考慮した上で、投資を行う必要があります。
株式投資には、投資元本の損失や利益の変動など、リスクが伴います。投資家は、投資によるリスクを自己の責任で評価し、自己の判断に基づいて投資を行う必要があります。
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